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バガヴァッドギータ・サプタハ

11月2日から11月9日まで、バガヴァッドギータ全18章をスワミ・サークシャットクルタ―ナンダジのもとで勉強してきました。最後の方は、全部終わらないかも、ということで一日6クラスというハードスケジュールでしたが、私たちが敬愛してやまないスワミ・サークシャットクルタ―ナンダジと3年間一緒に勉強をしたバッチメイトの方々の恩恵と愛情に満ち満ちたキャンプでした。

今回のキャンプを主催して下さったのは、私たちのヴェーダーンタ3年コースのアーチャーリヤであるスワミ・サークシャットクルタ―ナンダジです。私のグルであるスワミ・ダヤ―ナンダサラスワティージのもとで生活を共にされ、個別でヴェーダーンタを勉強された方なので、スワミ・ダヤ―ナンダサラスッワティージの教えがそのまま受け継がれている世界遺産級の先生です。通常は誰にも居場所を教えることなく、ひっそりと、誰とも言葉を交わすことがない生活をされているのですが、3年のコースが終了してから3年目になる2016年11月にこのキャンプを開催して下さいました。理由がまたありがたい限りなのですが、

「この3年間でギーターのシュローカを全て暗記する機会がありました。暗記すると、それぞれのギータ―のシュローカはブレッシングをしてくれます。そのブレッシングを皆さんに共有したく、このキャンプ開催を決めました。」

教える必要も、人前に姿を現す必要もないスワミジが、ただただ私たち生徒の事を思ってキャンプを開催してくれたと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになります。ギーターのシュローカだけではなく、シャンカラ―チャーリヤのバーシャも暗記されているようでした。

バガヴァッドギータ―は18章あるので、すべて勉強するのにはとても時間がかかります。3年のコースでは、シャンカラ―チャーリヤのバーシャで勉強をしたので、1日1クラスで3年かかりました。また、3年コースの前に行われたスワミ・ダヤ―ナンダサラスッワティージのキャンプでは、かなり早いペースで一日3クラスでも3ヶ月かかりました。それを7日でカヴァーするのはまさに神業です。ヴェーダーンタのヴィジョンとギータ―の教えの内容をきちんと勉強するのには、じっくりと時間をかけるのが一番好ましいのですが、時間がかかってしまうと18章に行きつくころになると4章での教えを忘れてしまったりします。今回は、すべての繋がり(サンガティ)に重点を置いて、18章を教えて下さりました。

全18章終了して、通してチャンティングした時には、今まで見えていなかったつながりも見えてきました。言うまでもなく、クリシュナ神からアルジュナへ教えられた時も、ヴャーサがガネーシャに口述したときも、18章すべて一挙に展開されたので、それを実感するためにも全18章通しのチャンティングは重要なのだな、と思いました。終了後のプラサーダ感はこの上ないです。

私の隣に座っていたナーラーヤナさんも全てのシュローカを暗記されていて、クラス中でも次がどのシュローカなのかがすぐに出てきて感心してしまいました。3年ぶりに会うバッチメイトから沢山のインスピレーションえられる素敵なサットサンガでもありました。

キャンプ終了後にはサークシャットクルタ―ナンダジによるダヤ―ナンデーシュヴァラへのアビシェーカムも行われました。

今回のキャンプでは準備の段階からサークシャットクルタ―ナンダジとご一緒することが出来たので、そこでも学ぶことが沢山ありました。今回のキャンプはリシケシのスワミダヤ―ナンダアシュラムではなく、そこに隣接するコヴィロールマットで行われたのですが、宿泊させて頂くお部屋やキャンプの会場となるレクチャーホールの準備が出来ていなかったので、3年コースで一緒だった方々5~6名で準備をしました。

サークシャットクルタ―ナンダジのお心づかい、バッチメイトの働きっぷりにはただただ感動するばかりでした。みんなの献身的なセーヴァ(お手伝い)の後には、かなりつっこんだ質問が出来た、プライヴェート・サットサンガというご褒美もありました。

キャンプが行われたコヴィロールマットでは、これからもヴェーダーンタのキャンプを優遇して下さるらしいので、参加または実施をしたい方は連絡をしてみると良いと思います。樹齢100年以上のバニヤンの木が守ってくれている、聖地です。

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