top of page

やさしいサンスクリット語→楽しいサンスクリット語

「やさしいサンスクリット語」クラスが始まって早や二か月。まだद्वितीयाविभक्तिः までしか進んでいませんが、継続している人は確実にサンスクリット語が読める=文法が理解できるようになってきているのが見受けられます。読み書きが少しでき、サンスクリット語導入のクラスしか受けたことがないのにसारथिः रथं नयति とかअहं फलानि खादामिといった文章が文法的にきちんと読めるようになることは素晴らしいことです。が、クラスでの感じはまだ「楽しいサンスクリット語」にはなっていないな、というのが気になります。

ZOOMで参加されているかたが大半なので実際には分かりませんが、いつあてられるのかドキドキしている人が多いのではないでしょうか?7年前になりますが、私もこのInfant Readerのクラスをインドで受けていた時は、胃が痛くなるほど「いやだなー」と思っていました。先生も(顔が)こわいし、クラスのみなさんはほとんどインド人で、母語がサンスクリット語を基とするヒンディーやマラヤーラム語の方や高校でサンスクリット語を勉強していたという方ばかりでした。クラスはスイスイ進んでいって、予習をしていないところまで進んだらどうしょうよう、という感じでした。また、その時は予習の仕方を知らず、自分の記憶を頼りにしてしていたので不確かなことばかりでした。自身の記憶力同様、その答えに自信がありませんでした。その時は「胃痛を伴うサンスクリット語」を「楽しいサンスクリット語」にする術を知りませんでした。

でも、その術はそんなに難しくないという事をクラスメイトと勉強しているうちに学びました。そしてその術はサンスクリット語のクラスだけではなく、日常生活のありとあらゆる場面に使える術です。その術は先週のみちかさんのお話にもあったように

準備をしておく

予習をしておく事です。分からなかったら調べておく。なので、クラスの中ではShabdamanjariなどを使って調べ方も勉強しています。サンスクリット語は体系化されている言語なので、Infant Readerのレベルだと、調べて分からないような特例用法はまず出てきません。なので、調べれば答えが分かるのです。そこで間違えたら、間違えやすいところなんだとそこから学べばいいだけです。そして、調べても分からない場合は知っていそうな人に聞くことも大事です。まずは自分で調べることに慣れるべきなので、教える人も答えを教えるのではなく、どこを調べたら分かるのか、を教えてあげてください。

この準備をしておけば、クラスでドキドキする必要もなく、発言するのが楽しくなるでしょう。そして、みちかさんがおっしゃっていたように、それは自分に優しくする方法でもあります。

私は仕事で幹部の人たちにプレゼンをする機会があるのですが、初めは「いやだなー」と思うのですが、準備をするにつれてプレゼンをするのが楽しみになってきます。実際にプレゼンが上手くいくかいかないかは別問題なのですが、自分ができることを準備していれば、あとは相手がどうとるかに任せることができます。

話がそれましたが、やさしいサンスクリット語が楽しいサンスクリット語になるかどうかはみなさん次第なので、予習しておいてくださいね!

特集記事
最新記事
タグ検索
ソーシャル
  • Facebook Classic
  • Twitter Classic
  • Google Classic
bottom of page